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ジャック・ケッチャム - 黒い夏

 1965年の夏・アメリカ、不良少年が面白半分にふたりの女子大生を撃ち殺した。中年刑事はあの手この手で捜査を進め、少年を追い詰めることに成功するが……。

 胸糞悪い話ではあったけど、そんな印象に残るほどでもなかったな。最後のカタストロフっぷりがわりとふつうだった。やたら暗い話を書く作家さんだと聞いてたからなおさら。

 読書中は、主人公レイの屑ぶりがとにかく際立ってて笑った。反社会的な人間特有のかっこよさはあんまりなく、むしろ親に寄生しつつ麻薬と女遊びに現抜かしてるダメ人間だった。美形だが背は低く、プライドが異常に肥大しているという設定で、あーいるわこういう中学生とか思ったけど、こいつ二十歳過ぎなのか……。ヤンキーの美学とか頭良い悪党のきれっぷりとか陰険少年のローマンチックな妄想天国とかそういうのとは無縁でした。まあこの薄っぺらさがリアルではある。けど期待してた主人公像とはまったく違った。

 で、こうやって勝手に作った期待と本の筋が逸れてくと、なんか話に入り込めなくなることってあるよね。今回がそれだった。たちの悪い読者だなと自分でも思うわ。
 話自体は面白くて、分厚いわりに勢いで読めたんだけどな。青春小説というよりは60年代アメリカの暗黒面を描いた時代小説って感じでした。ヒッピーとかマリファナとかに興味のある人におすすめ。

 評価:★★★

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