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ジョージ・オーウェル - オーウェル評論集

 「1984年」「動物農場」が有名だけど、ジョージ・オーウェルは、小説より評論をたくさん書いてる。この本は、たくさんの原稿の中から、特に有名なやつをまとめたものらしい。本気で読みたかったら、シリーズになってる方の評論集を買うべきか。けど、そんな読む気力もないので、こちらで満足した。

 どの評論も、文章は優しいけど鋭い。この攻撃的でない感じが、頭よさそうでいい。何か批判するときは、いくら表面取り繕っても、文章に性格が出る。だから、いつかこういう文章、書ける人になりたいと思います。無駄のない、単純な、けど生々しいオーウェルの文章は、ほんと素直に入ってくる。

 『象を撃つ』『絞首刑』なんかのエッセーは、有名なだけあって読み心地もよかった。中身も優れてたけど、上に書いたみたく、文体のよさが際立ってる感じだった。

 中身でいちばん印象的なのは、『英国におけるユダヤ人差別』だった。差別について考えるとき、「なぜ世の中に差別があるか」でなく「なぜおれは差別するのか」で考えないといけない。という内容に、ひどく共感しました。おれは、どちらかといえば、被差別者にあたる人間なのに、人一倍、差別する気持ちを持ってると思う。かなり無神経な性格してるから、なおさら。

 誰の中にも、人を差別して喜ぶ気持ちがあるから、それを抑制すべきだっていうのは、ひどくありふれた話だけど、なんでかいまさら、本心から気づいたかも。「なぜおれは差別するのか?!」これを絶対忘れないようにします。

 評価:★★★★

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