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F.L.アレン - オンリー・イエスタデイ―1920年代・アメリカ

 1920年代のアメリカっていいね。日本のバブル期をもっとエゲツなくパワーアップさせた感じ。望むものは何でも手に入るような超好景気が10年も続いて、その後地獄に突っ込んでいくっていう過程だけでも興奮するけど、繁栄時代の裏でブクブク膨れ上がっていく社会病理っていうのが凄くいい。この本では1910年代末から世界恐慌の間のアメリカ、つまりウィルソンの失望、赤狩り、ハーディングのスキャンダル、禁酒法、ギャングの暗躍、都市部と農村部の格差拡大、勢力を取り戻すKKK、広告戦争、インチキ商売の流行(コカ・コーラも元々万能薬だったんだよ)、朝帰りを繰り返す若者、ジャズ、ラジオ、映画、病的なリンドバーグ礼賛、投機バブルとその大崩壊などなどつまり「永遠の繁栄」とその暗部が臨場感抜群に書かれてます。
 熱狂の「ジャズ・エイジ」は戦争と科学で世の中に失望した「失われた世代」ってのがわかりやすい。フロイトの心理学がこんな風に社会に影響を与えてるとは。面白かった。おれも「失われた10年」世代だから、方向性はまるで違うけど、世間に対してスレたくなる気持ちわかるかも。

評価:★★★★☆

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